Column採用コラム

2019.07.22

内定者フォローレポート

1Dayインターンシップのポイント【No157】

6月1日から全国的に解禁となった2021年度卒対象の新卒向けインターンシップ活動。まさに現在インターンシップを企業の採用担当者様が行動されている時期だと思います。中でも、企業としても実施をしやすく、多くの学生も参加しやすいとされている1Dayインターンシップを取り入れる企業は年々増加しているかと思います。そこで、今回は1Dayインターンシップを成功に導くポイントを紹介させていただきます。

その1:集客は「マス向け」を意識する

まず、学生はなぜ1Dayインターンシップを受けたいと思うのか考えてみましょう。実際に自社インターンシップに参加してくれた学生にアンケートをとってみても良いかもしれません。業界研究・企業研究、会社の雰囲気を見られる(職場環境・働くスタッフ)といった回答をする学生が大半を占めることが予想されます。

就活生のニーズに応えてたくさんの学生に参加してもらいたい場にしていくのであれば、自社の業界や企業のことをたくさん知ることのできるコンテンツを充実させるべきですよね。インターネットや就活本からは手に入らない、業界ならではの知識や企業の情報を盛り込むことも重要になってきます。

また、1Dayインターンシップは採用活動以外にも会社のブランディングに貢献することもできるイベントになり得ます。たくさんの方に自社のことを知っていただくことで、会社のイメージ向上に大きく貢献することも可能だというメリットもあります。

訴求するターゲットをどこまで広げるかもポイントですが、比較的気軽に参加できるイベントでもある分、マスの需要に応え、供給できるコンテンツにすることは有効的です。

その2:自社の強みや個性をプラスアルファしたコンテンツを組み立てる

マス向けのコンテンツは非常に有効だと思われますが、競合他社との差別化ができていなければ、就活生に自社のイベントに参加してもらうところまでたどり着きません。「この企業の1Dayインターンシップだからこそ参加したい!」と思ってもらえる、自社の強みを加えたコンテンツを作成しましょう。

例えば、担当者の皆さまが「自社はサービス・製品に強みのある企業だ」と思われるのであれば、そのサービス・製品にまつわるグループワークを取り入れて参加者に自社の優位性を体感できるプログラムに、「自社は研修・教育によるスタッフの成長環境に強みのある企業だ」と思われるのであれば、実際に社内でも満足度の高い教育研修プログラムを学生に実施するなど、方法は多種多様にあります。

学生の立場に立った時、「この企業に参加して良かった!」「たくさん刺激を受けられた!」「ここで働いてみたいと思った!」という実感をどうすれば提供できるか、そのポイントを外さずに組み立てることができれば、唯一無二のオリジナリティをしっかり形にできることでしょう。

まとめ

2017年に経団連が1日限定でのインターンシップを事実上認めたこともあり、急速に発展することになった1Dayインターンシップ。企業としても、採用の観点以外でも様々な影響を及ぼすものになり得るため、パワーをかけて実施する企業が年々増えています。

しかし、本質はインターンシップ(就労体験)であることを忘れてはいけません。就活生が1日であったとしても社会を体験し、社会人と肩を並べて就労体験ができることに大きな意義があると思いますし、それが理想でもあると感じます。企業のご担当者様はぜひ今回の記事をとおして、学生にとって価値の高いインターンシップを企画していただければ幸いです。

コラムPDF版はこちらからダウンロードできます↓
1Dayインターンシップのポイント(624KB)

一覧へ戻る