Column採用コラム

2019.10.28

内定者フォローレポート

失敗しない合同企業説明会【No170】

新卒採用において就活生の母集団を形成する方法として就職サイト、合同企業説明会、人材紹介会社、大学の就職課など様々な方法が挙げられます。その中でも合同企業説明会は多くの学生と直接接点が持てる貴重な場です。しかし、企業ブースを出展しても学生を集めなければ意味がありません。合同説明会イベントで就活生の母集団を形成するポイントを3つにまとめました。

1.写真や動画の活用ポイント

合同説明会では社内の写真や動画での紹介は必須です。最近の就活生の志向として「働きがい」や「やりがい」を重視しています。逆に大手志向や待遇を重視する学生はそれほど多くいません。動画では実際に社員が仕事をしている風景やドキュメンタリー風の動画をタブレットで流して、仕事の内容や楽しさをアピールすることをおススメします。実際の仕事風景を見せることで、就活生の働くイメージを膨らませてあげることが大切です。

最近はスマホでも高画質の動画が撮影できますので、YouTubeを利用する企業も増えてきています。写真の注意点としてBBQや社員旅行など社内イベントの写真ばかり多用しないことです。社員同士の仲の良さをアピールしたくてイベント写真ばかり掲載する企業がいますが、アピールポイントとして弱いだけでなく採用のミスマッチを起こす場合がありますので、注意してください。

2.説明担当者に若手者員を起用

合同説明会には若手社員もしくは若手のエース社員を起用してください。大手就職サイトが実施した2019年度採用で企業が注力したことをアンケートした結果、「若手社員による自分の仕事内容の解説」が上位に挙げられました。また学生からも企業を選ぶ際に重視しているポイントとして「一緒に働きたいと思える人がいるかどうか」が挙げられています。

若手社員であると自分の1年後や3年後の姿が想像できますし、身近な存在として質問もしやすい環境が自然に生まれます。エース社員であれば説得力のある説明が可能で、学生からも魅力的に見えることでしょう。説明では単純に仕事の説明だけでなく「私はこの会社のこの部分に魅力を感じて入社しました」「この仕事の面白い点や大変な点」など若手社員目線で説明してあげると就活生から共感してもらいやすいです。合同説明会だけでも問題ないので、ぜひ若手社員を起用しましょう。

3.会社や仕事の説明時間の短縮

イベントの規模や開催時期にもよりますが大手有名企業以外は「とりあえず参加してみよう」「とりあえず聞いてみよう」としてブースに立ち寄る学生が多いです。企業にとっては貴重な出会いの場ですが、企業と学生の温度差がありすぎて、学生が引いてしまう光景を毎年見かけます。

会社や仕事の説明に30分程度の時間をかけている企業もいますが、「とりあえず話を聞いてみたい」「時間の合間にちょっとだけ」と考える学生にとって30分は参加ハードルが高いです。15分程度と話す内容は簡潔にまとめあげて、あとは質問タイムにすることで参加しやすい空気をつくることで動員人数を2倍にした企業がいます。席が余っているときは学生に「10分だけ話を聞いていきませんか」と声をかけてみてはいかがでしょうか。

まとめ

合同企業説明会で一番大切なのが母集団を形成することです。合同説明会は多くの学生に自社のことを知ってもらえる有効な方法ですが、開催企業の集客力だけに期待すると採用は成功しません。限られた時間の中で、学生に会社のことを知ってもらうためには企業側の努力が必要不可欠です。せっかく企業ブースを出展するのであれば上手活用してほしいと思います。

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失敗しない合同企業説明会(593KB)

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