Column採用コラム

2019.12.23

お役立ち事例集

採用トラブル

採用トラブル

採用トラブル

これから2021年度新卒採用が本格化していきます。少数で大勢の就職活動生に対して採用活動をする中でミスやトラブルはつきものです。

1.よくある採用担当のミス・トラブル5選(説明会編)

説明会で起きがちな採用担当者のミスやトラブルをまとめました。

①会場が押さえられない

新卒採用の時期はどの会場もすぐに埋まってしまいます。駅から近かったり、荷物を会場が受け取ってくれたり、施設が綺麗だったり、利用料が安い人気の会場は競争も激しい為、確実に予約したい場合は説明会の半年前には予約する必要があります。遅くても必ず3ヶ月前には会議室や会場を予約するようにしましょう。

②資料の送付漏れ

特に外部会場の時に発生します。自社で行う場合は毎日のタスクとして翌日の選考資料を印刷するスケジュールを一日の終わりに必ず入れておきましょう。外部会場を利用する際、いつもと違う外部会場を利用する場合は発送の手続きが漏れる確率が上がります。「いつもと違うところだ」と思ったら必ず確認するようにしましょう。

ある担当者は東京の会社が愛知県会場に資料送付することを失念し、説明開始の1時間前に現地で担当してくれた社員から「配布資料は送れていますか?」と電話で確認されて青ざめたことがあります。社長にすぐに電話をし、当日は配布資料なし会社概要なしでテストのみコンビニで印刷してもらって実施をすることで、そのときはやり過ごしたそうですが、クビになるかもしれないと思った事件だそうです。

肝を冷やす経験をしないよう、資料の送付漏れをなくすために会場設定と同時に自分のスケジュールに30分だけ『資料を◯◯会場に発送する』というスケジュールを書き込んでおくことが大切です。

③学生が早く着きすぎる

説明会の規模が50人以上だと、説明会開始時間の30分前に参加者がくるケースが多く発生します。会場費用の都合でギリギリの時間に設定している場合は準備が終わっていないこともあります。

対応は2種類です。1つ目の対応は張り紙などで準備中である旨を会場外に張り出して会場の扉の鍵を締めることです。2つ目の対応は「余裕を持って来てくれてありがとう!まだ準備はできてないですが、よかったらここに座ってお待ちください。」と言って会場内に1つだけでも椅子を用意して通し、「就活は何社くらい説明会に参加しているの?」などと世間話をしながら場の雰囲気を和らげることです。

話をしていると2人目の学生が参加するので、2人目の学生にも世間話を振りながら学生同士が話すように仕向けましょう。2つ目の対応については学生対応が慣れている人しかできませんので、基本的には1つ目の対応をされるのがよいかと思います。

④動画や音楽が流れない

説明会で準備万端と思いきや、動画や音楽を再生した途端にパソコンが止まることがあります。動画や音楽がきちんと再生されるかどうかは必ず事前に実際に流すことで確認しましょう。

椅子やレイアウトを準備している最中に流しておくのがベストです。また、パソコンは必ず毎回同じ物を用意して使うようにしましょう。パソコンの設定によって以前作動したものが作動しなくなることがあるからです。

⑤説明会予約から参加への歩留まりを見誤る

説明会に80名程度予約があっても、大体参加するのは50名程度です。会社によって歩留まりは違いますが、前年の参加率をきちんと残して歩留まりを精度高く予測しましょう。

雨の日の参加率(歩留まり)は下がり、普段雪が降らない地域では雪が降った日に80人の予約から20人以下の参加になったという会社もあります。天気が悪い日は確実に歩留まりが悪くなります。資料準備や会場予約など留意して行いましょう。

ミスはすべてヒューマンエラーですので、ヌケモレが起こらない様な業務フローを構築することが必要です。スケジューラやメールなど、システムを記憶媒体として上手く活用した業務を構築しましょう。

2.よくある採用担当者のミス・トラブル5選(選考過程編)

説明会終了後の選考過程でよくあるミス・トラブルを5つご紹介します。

①面接官のスケジュール入力忘れ

会議室を予約し準備が万全だと思っていても面接官のスケジュールを入れ忘れているケースが一番よくあるミスです。一次面接程度であれば採用担当者が入ることができますが、役員面接や最終面接は取り返しがつきません。

学生への選考日時リマインドメールを送るときにも面接官のスケジュールが入力されているか必ず確認しましょう。

②氏名の誤植

最近の学生には難しい漢字が名前に入ることがあります。難しい漢字は注意していても『サイトウ』『ワタナベ』など普段よく目にする氏名について間違えることがあります。

斉藤なのか斎藤なのか齊藤なのか齋藤なのか…。特にメールで連絡するときには氏名が本当に間違っていないか履歴書で確認することが大切です。

③グループ面接で学生が突然泣き出す

選考中に学生が緊張のために突然泣き出すことがあります。一人でも泣き出すと、面接の空気が変わってしまいます。選考は基本的に和やかに進めるようにしましょう。

意図があってプレッシャーを与える場合は別ですが、学生が泣いてしまうメリットは何1つありません。学生がリラックスして話すことができる接し方を心がけましょう。

④選考結果の連絡漏れ

『合否に関わらず必ず連絡します。』と学生たちに伝えてある場合、選考結果の連絡が漏れてしまうことが多く発生します。完全なヒューマンエラーで、学生側に大きな不信感を与えてしまいます。この手のミスを防ぐには金曜日の帰宅前に月曜から金曜までの全ての選考結果と連絡の有無を見返すしかありません。

手間はかかりますが、このチェックをせずに連絡をしないことを続けていると『みんなの就職活動日記』などの口コミサイトに「この会社は連絡をすると言っているのに連絡をよこさない失礼な会社だ」などと書き込まれてしまいます。何より学生からの信用に関わりますし、この手の書き込みに社長は敏感なので、手間を惜しまず必ずチェックしましょう。

⑤判断理由を曖昧にしてしまう

自分が面接官ではないとき、合否結果と判断理由を次の面接官に上手く伝えられないことがあります。面接が終わったら必ず面接官にメールで選考結果と判断理由を添えて連絡してもらいましょう。

判断理由は正確に確認しておく必要があります。次の面接官に前回の面接結果を伝えるときに「これって具体的にどういうこと?」と言われると答えられないときがあります。質問されても判断理由のニュアンスを次の面接官に伝えられるよう面接実施当日(面接官が覚えている間)にどんなニュアンスで判断理由を記したのか必ず口頭で確認しましょう。

いかがでしたか?少数の採用担当が何百人、何千人という数の就職活動生1人ひとりにきちんと対応することは当然難しいです。しかし、こういった細かい対応がきちんと出来ることが良い会社であることの証明だと私は思います。1つひとつの仕事や作業を、手間を惜しまず進めていきましょう。

 

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ちゃくちゃくネクスト

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