京都大学の山際壽一総長は5月22日に「コロナ禍で困窮する学生へのご支援のお願い」のメッセージを発信しています。
【抜粋】=================
京都大学を支えてくださる皆様へ
新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延はいまだ終息を迎えることができず、我が国でも国民をあげた闘いが続けられております。
長期間にわたる対応の必要が予測されるなかで、京都大学は教育・研究・診療を通じた社会貢献といった本来のミッションを果たすべく最大限の努力を払っているところですが、未曾有ともいうべき状況へのさまざまな対策を実行するための資金に苦慮しております。
とりわけ学生諸君は、オンラインでの授業を中心とせざるをえないことで教員との直接的な対話ができず、また課外活動などに参加できないことで豊かな友人関係を築くこともできないなど、大きな不安を抱えています。
それに加えて、学資負担者の家計状況の悪化や修学のためのアルバイト収入の大幅な減収などにより、経済的に困窮している学生諸君も出てきており、コロナ禍のもとでも修学を継続できるようにするための経済的支援が必要な状況に至っています。
政府・文部科学省も学生への経済支援を実行しようとしていますが、京都大学はすべての学生諸君が学業を全うできるようにするために独自の「緊急学生支援プラン」を策定いたしました。
臨時の給付型奨学金の創設、授業料免除の拡大、大学院生のティーチングアシスタント・学部学生のオフィスアシスタントへの雇用の拡大、オンライン授業に伴うモバイルルーター(Wi-Fiルーター)の無償貸与などが中心となるものです。
わが国の将来を担う優れた人材の芽を摘まないために、皆様のさらなるご協力をお願いする次第です。
令和2年5月22日
京都大学総長
山極 壽一
==============【抜粋終わり】
京大総長のメッセージは、日本全国の大学とそこで学ぶ学生を代弁したものと思います。
そこで、このメルマガ読者の方で採用ご担当の方にお願いです。
緊急に内定学生に「報酬ありのインターンシップ」の企画と早期の実施をお願いできませんか?
インターンシップは、内定学生がリモートで取り組めるテーマが望ましいと思います。
例えば
□新型コロナ禍でのあなたの就活体験談をレポート提出してください。
□新型コロナ禍が当社の業界に及ぼす影響と、あなたが考えるwithコロナ禍での当社の取り組むべきイノベーションをレポート提出してください。
□withコロナ禍で日本の産業が取り組むべき課題をレポートしてください。
といった内容で課題を出して、提出のあった学生に報酬を出すことで困窮する学生を助けてください。
採用活動では、内定不承諾・内定辞退・早期離職が大きな課題ですが今回の神対応をいただければ、それら課題解決の一助になると確信しています。
2021卒採用活動ではリアルな合同企業説明会の開催などが中止、延期になり、今なら採用予算をやりくりすることが可能と思います。
また、2022卒以後の学生についても報酬ありのリモート・インターンシップの企画をお願いできればと望んでいます。
どうか早急にご検討をお願いします。
今回特集で、「withコロナ時代の内定者フォロー事例」をホワイトペーパーにまとめました。
下記サイトからダウンロードしてご利用ください。