ワクチン開発や特効薬が開発されれば、1・2年後にコロナ禍は終息し、世の中は元に戻るだろうと楽観していませんか?
3月から6月まで続いた学校の閉鎖で、小中学生はYouTube動画が当たり前になりました。
大学生はキャンパスに一度も通うことなく、オンライン授業やオンディマンド授業に切り替わりました。多くの大学は前後期ともオンライン授業を続けるとのこと。来春の入試はどうなるんでしょう。
地方から都会の大学に進学した学生の多くが、親元でオンライン授業を受けています。
そんな彼らは、あこがれていた都会生活をエンジョイすることもなく、また同級生と知り合う機会もなく、さらにアルバイト先も見つからず、巣ごもり続けています。
目次
ソーシャルディスダンスで、人と人との接触を控えることが常識になっています。話す相手がいる場合は、マスク着用で、間にアクリル板の衝立を立てるようにとのことです。コミュニケーションの常識が覆ってしまいました。
コンビニでの買い物は、PayPayなど電子決済で現金の手渡しを極力避けています。
飛行機や新幹線、自動車を使った移動も制限されています。海外留学も海外からの留学生も移動がストップしたままです。
貴社にとって、コロナ禍時代に必要な人材とはどんな人材か再定義してください。
当社では、シンプルに言えばZoomを使ったオンライン商談とYouTubeを使ったプレゼン、それにパワポでの企画書作成ができるかです。
多くの大学サークルや学生寮で、クラスターが発生しています。学生は仲間と目標に向かって努力する機会を失っています。
汗を流し、語り合う機会が持てなくなっています。
また、居酒屋が休業しイベントが中止になりアルバイト先を見つけることができません。
海外留学をしようにも、渡航に制限があり留学も海外旅行すらできません。
そんな彼らに、採用選考で「あなたが学生時代に頑張ったことは何ですか?」の質問は変えざるを得ないかもしれません。
私は、「あなたは今回のコロナ禍でどんな時間の過ごし方をしましたか?」と聞こうと思います。
巣ごもりを強いられる中、コミュニケーション力を高める機会が非常に限られた学生は、TwitterなどSNSを使ったコミュニケーションが上手です。
また、写真投稿サイトのインスタグラムやショートムービーのTikTokなどを使っての情報発信に長けています。
コロナ禍時代はネットを活用したコミュニケーション力が重要なファクターになります。
ファッションアパレルの若手経営者の方から、「アパレル業界は長期の不況と、店舗の休業で赤字続きだ。これからはECに強い人材の確保が優先」とのことです。
採用担当の皆さん、コロナ禍で激変した社会情勢を俯瞰して、トップにこれから会社で必要な人材像を再度確認してください。
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