Column採用コラム

2020.09.18

内定者フォローレポート

【コロナ禍時代の採用】2022年卒の採用スケジュール【NO.205】

新型コロナ禍で、2021年卒の就活スケジュールや開始時期の変更を余儀なくされ、学生だけでなく企業の採用担当者にとっても悩みが尽きない採用スケジュール。企業がスムーズに新卒の採用スケジュールを組み立てるために、2022年卒の採用で企業が気をつけてほしいのポイントや注意点をまとめました。

2022年卒の採用スケジュール全体像

インターンシップは、東京のGoToトラベルキャンペーンが解禁になる10月から12月頃にかけて始まりそうです。学生は業界・企業研究を始め、自分が何に興味があるのか、どういった業界や会社に就職したいかを考えます。実家でオンライン授業の学生が多いため、企業選びに親の影響が多くなり、地元企業が優先されます。

そして2021年3月1日からリクナビ・マイナビなど大手就職サイトが正式にOPEN。新型コロナ禍の影響で3蜜を避ける少人数や、オンラインでのイベントへ大きくシフトします。

3月からWEB合同企業説明会や個別企業のオンライン説明会が始まります。2021年3月から4月にかけてネットを介した試験や面接もスタートし、2021年4月~6月頃には選考が本格化。各企業にとってコロナ禍での業績予想を見ながら6月から8月にかけて内定出しが長引くと予想されます。2021卒では、最終面接まですべてオンラインで行う企業もありましたが、内定不承諾者が多く発生している為、可能な限り最終面接は学生を集めてリアルな場で行ってください。

 

2020年の秋冬から本格活動

採用活動の開始時期は早ければ早いほど良いです。なぜなら優秀な学生はすぐに内定をもらえるため、就職活動期間も短いからです。内定を5社以上貰える人も珍しくありません。そのようなどこの企業でも欲しがるような優秀な層には早めにアプローチすることに越したことはありません。

多くの就活生と接触機会を増やすにはWEBセミナーや、SNSからスタートしてみてはいかがでしょうか。なお本格活動するにあたって、1月は大学の後期試験の時期と重なっていることが多い為、WEBセミナーを開催しても参加者は少ないです。注意してください。

 

応募締め切り期間の延長

エントリーシートを導入するなら締め切り期間は長めに設定し、最低でも2021年3月末の締切は避けましょう。大手企業が3月から4月にかけて設定しているため、同じタイミングにしてしまうと中小企業のエントリーシート提出は優先順位を下げられてしまいます。

母集団を形成するために余裕をもって長めに設定するか、履歴書のみにして企業独自のエントリーシートは廃止してもいいと思います。リクナビを利用しているなら「OpenES」を利用するのもいいでしょう。

 

内定辞退を考慮した採用活動

新型コロナ禍の特徴として就活シーズンの「ズルズル長期化」が挙げられます。大手企業も秋採用や冬採用を行っています。

中にはあえて募集開始時期を遅く設定している企業もあります。学生にとっては長期間募集している企業が増えたことで選考に参加できる企業数が増えるメリットがあります。しかし、企業にとっては内定辞退のリスクが増えたと言えます。

そのため母集団形成と内定後のフォローが重要になります。内定辞退を楽観視し、複数名の内定辞退をうけ、最終的に求めていた採用人数に到達できなかった企業の話を2021年卒の採用からよく聞くようになりました。

採用担当者の方は一定数の内定辞退は必ず起きることを認識していただきたいと思います。コロナ禍で在宅でのオンライン授業が多くなり、友達や大学のキャリアセンターに相談できないため、内定ブルーになる内定者が例年に増して多くなっています。内定後のフォローとして学生とSNSなどを使って積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

 

まとめ

2021卒採用では、採用を中断する業界も出てきました。また、多くの企業は当初予定していた内定出し人数を半分に減らしています。業績予想を見ながら採用人数を慎重に決めてください。

また、コロナ禍ですべての企業でビジネスモデルのイノベーションが始まり、デジタルに強い学生の採用へと、選考基準の見直しが始まっています。優秀な学生の定義を見直し採用基準を変えなければ、企業存続の危機に陥りかねません。

以前、募集要項の見直しの相談がアパレル業界の方からありました。非対面で活躍できる人材獲得を望まれているようです。当社サーフボードはWEB構築とスマホアプリ開発が本業なので、どんな職種があり、デザインやプログラミングでどんなスキルが必要かを募集要項に記載しております。

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