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大学・短大・高専・専修・高校を卒業予定の方や若年者の方を対象としたハローワークです。 就職に関する相談や職業紹介を行います。
中堅のIT会社の採用担当者の話によりますと、この春コロナ禍の第一波が発生したさなか、その会社ではスマホアプリ開発でトラブルが続き、プログラマーの募集をしていたそうですが、応募が全くなかったそうです。
そこで、地元のヤングハローワークにメール相談したところ、事情のある若者を紹介してくれたそうです。
紹介してくれた若者はちょうど20歳で、高校生になると引きこもりになり、学校にも行かず自宅でPCの毎日だったそうです。ヤングハローワークへは定期的に就業についてカウンセリングを受けるために通っていたそうです。
その採用担当者が面談をすると、スマホアプリの技術やWEBマーケットについてとても詳しいのに驚いたそうです。
直ぐに採用を決めましたが、半年ほど経った現在では、アプリ開発の責任者になっているそうです。まさにダイヤの原石だったようです。
今回なぜ「ヤングハローワークとダイヤの原石」をテーマにしたかというと、2020年春に発生したコロナ禍で、10代20代の若者は大きな犠牲になっています。学校は休校や非対面のオンライン授業、アルバイトは雇止めで失業になり、親からの仕送りは減額。
こんな世の中ですから、高校・大学の中途退学者が増える傾向にあります。一部マスコミにも取り上げられていますね。また、巣ごもりを強いられ孤独感を強めて、精神的に追い詰められる若者も増えることが予想されます。
今回ご紹介した中堅IT会社ように彼らの中には、これまでの新卒一括採用では採れなかった、ダイヤの原石が混ざっています。
地方から都会の大学に進学した学生の多くが、いまだ実家でオンライン授業です。
大学のキャリアセンターへ相談したくても、県をまたいでの移動には抵抗があります。そんな中、自宅近くにあるヤングハローワークは彼や彼女らへの力強い味方になってくれています。
企業の採用担当者の皆さんに、ヤングハローワークの活用をお勧めします。
編集後記
先週「新米採用担当者へ本庄孝司の個別無料コンサル」の案内をしましたが、おかげさまで即日定員数に達しました。その後連絡いただいた方には対応できず大変失礼しました。深くお詫びいたします。
今月末にも再度募集を行う予定でいますので、ご応募お待ちしています。