Column採用コラム

2017.03.27

内定者フォローレポート

書類選考・エントリーシート(ES)5つの評価基準【No.33】

エントリーシート(ES)や履歴書を書類選考でどのように評価したらよいのか。基本的にエントリーシートや履歴書は一定の水準以下を落とす足切りの選考です。手書き提出にすると効率よく相手の本気度や性格を判断することが可能です。今回はエントリーシートと履歴書の書類選考における5つの評価基準をお伝え致します。

①提出期限に間に合っているかどうか

エントリーシートや履歴書の評価ポイントの1つ目は「提出期限に間に合っていること」です。本当に当たり前のことですが、消印日と締切日を勘違いするなど提出期限に間に合わない就活生は多く見られます。

仕事をする上で期限を守ることは常識中の常識です。他の人が間に合っているのにも関わらずその人だけが間に合わないということは余程のことがない限りその人の落ち度です。事前に相談の連絡を受けるなどしていない限り、提出期限に間に合っていない人は不合格にしましょう。

②字が丁寧かどうか

エントリーシートや履歴書の評価ポイントの2つ目は「字の丁寧さ」です。ポイントは「キレイかどうか」ではなく「丁寧かどうか」です。できれば手書きのものを用意させると明確に判断できます。字が丁寧かどうかは就活生の自社に対する本気度や性格が現れています。

当然ですが、本気で会社を受けていたり相手に敬意が払えていたりする人は文字を丁寧に書きます。綺麗な文字ではなくてよいのです。字を丁寧に書いているかどうかは意外によくわかります。丁寧に書いていないものを発見したら、どれだけ採用に苦労していても採用しない方が良いでしょう。

③用紙の状態は良好かどうか

エントリーシートや履歴書の評価ポイントの3つ目は「用紙の状態」です。ひどい時はコーヒーのシミがついていたりします。恐らくカフェで書いたのでしょう。紙に無数の折り目がついていることもあります。電車の中で、膝の上で慌てて書いたのかもしれません。

写真が使い回されていることが写真の折り目から分かったり、修正液が大量に使われていたりすることもあります。用紙の状態も就活生がどれだけ自社に対する興味の度合いや性格が現れています。ひどい状態の場合も不合格にするのが良いでしょう。

④文字量は適量か

4つ目は「文字量」です。指定文字数の90%、文字数制限なしでスペースを与えるだけの時は90%の面積が埋まっているかどうかをまず見ましょう。

文字量は就活生が自社に対する興味の度合いや性格が現れています。文字量が多ければいいわけではありませんが、文字量が少ないのはダメです。文字量が少ない人は容赦なく落としましょう。

⑤結論から質問に答えられているか

5つ目は「結論から質問に答えられているか」です。例えば「志望動機」の設問において「インターンシップで貴社のご説明を受けさせて頂きました。」といきなり経緯から書き始めている学生がいます。

各大学の就活講座でも就活生向けのセミナーでもビジネスの基本として「結論から答える」ということが教えられているはずなのにも関わらず結論から話ができない人がいます。教えられたのにそもそも話を聞いていない可能性がありますし、エントリーシートや履歴書を提出する前に見直す癖が全くないという可能性もあります。

また、話を聞いているのにできていない場合は採用をしてしまったら業務の中で上司が困ることが容易に想像できます。このように、エントリーシートや履歴書を書く上で結論から書けない人は入社してからも周りを困らせる可能性があるので不合格にするのが良いでしょう。

関連記事:新卒採用の面接シート・評価基準まとめ

まとめ

手書きのエントリーシートや履歴書は就活生の本気度や性格を把握するための貴重な情報源です。上記5つをクリアしている人は書類選考で合格にし、中身については面接で拾い上げてやると良いでしょう。

内容をうまく書ける就活生はなかなかいないですが、上記5つの評価基準を満たせる就活生はたくさんいます。上記5つの評価基準を最低ラインとして選考に呼ぶかどうかを決めましょう。

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内定者フォローレポート33 書類選考・エントリーシート(ES)5つの評価基準

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