Column採用コラム

2021.04.20

内定者フォローレポート

就活生から見た悪印象な会社説明会【NO.233】

会社説明会は、就活生に会社を知ってもらうだけでなく、働くイメージをもってもらう重要な機会です。今回は実際に就活生から聞いた「悪印象だった会社説明会」の事例を2つご紹介します。

とにかく給料が高いことを強調する

1社目は「とにかく給料が高いことを強調する」説明会です。就活生Aさんが参加した家庭用医療機器を販売する中小企業の説明会では、最初に配られたチラシの見出しに平均より初任給が高いことが大々的に記載されていたそうです。

さらに説明会でも「年収1千万超えは普通です!」「自分の家族と親に家を買えて幸せです!」というように「とにかく給料が高いこと」を強調しており、「給料が高いことしか魅力がないのだろうか」「もしかしてブラック企業なのだろうか」と不安になってしまい、結局、その企業は選考辞退したそうです。

この会社は、なぜ高いのか業界水準や新卒平均と比較して説明するのが不足していたのではないでしょうか。給与が高いことは魅力的なアピールポイントになりますが、それだけに終始してしまうと学生は逆に引いてしまいます。

結局何をやっている会社なのか分からない

2社目は「結局何をやっている会社なのか分からない」説明会です。Bさんが参加した都内ITベンチャー企業の会社説明会では、社員が会社の理念やビジョンを熱く語っており最初の印象は良かったそうです。

しかし、事業内容に対する説明が「ITコンサルティング」「ウェブアプリケーション」「ユーザーエクスペリエンスをソーシャルな形でローンチ」など学生にとってイメージが湧きづらい言葉であっさりと説明されただけでした。結局、その会社は日々の業務として何をやっているのかよく分からないまま、説明会が終わってしまったそうです。

この会社は社会人経験のない学生への配慮が少し足りなかったと感じました。社会人として当たり前に使っている言葉かもしれませんが、学生には丁寧に説明したほうが良いでしょう。

また業界ごとに専門用語がありますが、仕事で何気なく使っている言葉が専門用語または会社独自のローカル用語だったりします。特に新しい言葉が生まれやすいIT業界はその傾向が強いので注意が必要です。

言葉の中には学生側の勉強不足もあるかと思いますが「なるはやでお願いします(なるべく早くお願いします)」「資料はエントランス(入口)に置いてあります」といった言葉が通じなかったケースがあります。

まとめ

企業の中には2時間程度で会社説明会兼一次選考会を実施されている企業も多いかと思います。限られた時間の中で会社や仕事について丁寧に説明するのはかなり難しいものです。採用ホームページや会社案内パンフレットを活用しながら、ブログやSNSなど簡単に更新できるツールで補足説明するのがおススメです!

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