会社説明会は、就活生に会社を知ってもらうだけでなく、働くイメージをもってもらう重要な機会です。今回は実際に就活生から聞いた「好印象だった会社説明会」の事例を2つご紹介します。
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悪印象な会社説明会の例に「結局何をやっている会社なのか分からない」を挙げましたが、反対に「会社の事業内容が明確に伝わる」会社説明会は好印象に繋がります。
Aさんが参加した大手小売店の会社説明会では、まず事業内容や従業員数など会社の基本的な説明をしたあと、新卒が配属される部署や部署ごとの仕事内容、現在力を入れている事業、今後伸ばしていきたい事業など、具体的な説明がありました。
会社説明会に参加する前までは「名前は知っているけれど、具体的に社員はどのような仕事をするのか分からない」状態でしたが、説明会に参加後は自分がその会社で働く具体的なイメージが湧いたそうです。
2社目は「社員がやりがいを持っていることが伝わる」ことです。会社説明会では、新卒採用担当と一緒に若手社員が日々の業務や仕事のやりがいについて話をすることも多いと思います。
その際、若手社員が本心から「仕事に対してやりがいをもっている」と言えるのか、それとも「本当はやりがいを感じていないが、説明会だから仕事のやりがいを話す」のかは就活生にきちんと伝わります。
Bさんが参加した計測機器を扱う中堅商社の会社説明会では、若手社員が「知りたいことはなんでも聞いてね」と明るく話しかけてくれ、「仕事では〇〇が大変だけれど、〇〇なところはこの会社の魅力だよ」と仕事の大変なところ・魅力的なところを両方教えてくれたそうです。社員の方がとても生き生きと仕事の話をされているのを見て、やりがいを持っていることが伝わったと話されていました。
反対に、社員がやりがいを持っているのか分かりづらい話し方は「話をする社員の表情が暗い」「会社の悪い点を説明する際、愚痴のようになっている」があります。
若手社員は質疑応答など限定的に参加させたり、グループワークの面接官としてだけ参加させたりするのは勿体ないです。学生と話す場を作り『絶対に話すべきこと』として仕事の楽しさと厳しさは全員に話してもらうようにするのがおススメです。
会社の事業や魅力が就活生にきちんと伝わる会社説明会となるよう、今回の記事を参考にしてみてください。