Column採用コラム

2021.06.14

内定者フォローレポート

途中退席を減らす!就活生の興味を引く 企業説明会【NO.240】

オンラインでの企業説明会が主流となりつつある現在では、説明会に参加しやすいメリットがある一方で、説明会の途中で気軽に退出ができてしまう環境になりました。実際に説明会に参加した学生から話を聞いたところ、参加人数の多い説明会で100人中10人から20人、小規模の場合でも30人中5人~8人は途中退席していたそうです。

オンラインにおいても常に参加者人数が画面に表示されているツールが多いため、企業側もリアルタイムで就活生の反応を感じることになります。このような、途中退席に対する悩みを抱える企業は多いのではないでしょうか。今回は「途中退席を防ぐ企業説明会のポイント」をお伝えします。

気をつけたいポイント1:説明会開催時間が長い

説明会の開催時間は、就活生の企業への関心度に大きく関わってきます。時間が短すぎる場合は情報不足になりやすく、企業理解を深めることが出来ない問題があります。しかし、長すぎる場合も問題です。

就活生側は、就職活動期間に複数の企業の説明会を受けていたり、面接を控えていたりと企業同様に多忙です。そのため、長時間の企業説明会では時間の経過につれて、疲れによる企業への関心度低下が起こってしまうのです。

21卒の学生Aさんが実際に参加した12社の平均説明会時間は75分でした。2時間の企業が2社、1時間30分が3社、1時間が4社、1時間未満が3社でした。このデータを踏まえると、長くても90分以内に行うことが理想的だと言えます。これ以上長くなる場合は、休憩を挟むか座談会に切り替えて社員との交流を行うことで企業理解を深める工夫が必要です。

気をつけたいポイント2:一方的な企業説明会

オンライン説明会においては、チャット機能が利用できます。しかしチャット機能を全く利用しない、または説明会終盤の質問受付時間のみしか活用しない企業が多いのではないでしょうか。

21卒の学生Bさんが参加したオンライン説明会では、業界に関わらず30社中28社と9割以上の企業がこれに該当しました。一方就活生は、説明会開始後の挨拶から企業説明に対する「こういうところをもう少し知りたい」「今紹介していただいたことが知りたかったので凄くありがたい」「抱いていた企業イメージが大幅に変わった」など、様々な思いを細かくチャットに書き込んでいます。

多くの説明会において、就活生のコメントへの反応は質問タイム以外で行われないため、就活生は「企業アピールが強い」と感じてしまいます。すべてのコメントに反応することは難しいですが、説明の合間にコメントに対する返事やお礼をすることで就活生に好印象を与え、企業に対する関心を持ってもらえる可能性が高まるでしょう。

おすすめの企業紹介方法

東京のゲーム制作会社B社では、就活生が企業情報として知りたい「どんな人物が働いているのか」を分かりやすく答えるため、企業情報だけではなく現場社員が持つ特技や趣味の披露映像を流していました。特技や趣味の披露は、社員の人間性を感じられる点から、企業に親しみを持つことへもつながるため、おすすめの方法です。

まとめ

企業説明会は、企業の魅力をアピールする場であるとともに、就活生と企業をつなぐはじめの一歩でもあります。共通する重要なポイントは、就活生の立場になった企業説明会。就活生がおかれている就職活動の環境や、当たり前の認識となっている就活マナーを知ることで就活生の途中退席を防ぐ魅力ある企業説明会を行うことが出来ます。就活生の心をがっしり掴む企業説明会を目指していきましょう!

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