Column採用コラム

2021.11.09

お役立ち事例集

WEB採用の極意を現役採用担当者に聞いてみた【NO.261】

コロナ禍がきっかけとなり、採用選考フローにおいてオンライン化が進んだ企業がかなり多く見られる昨今。直接対面して面接を実施する場とは感覚的に違う雰囲気にとまどいながら、試行錯誤している採用担当者もたくさんいると思います。今回は、大手企業の新卒採用担当者がチェックしているポイントを聞いてきました。

事前に「インターネット速度測定」を実施してリスクを回避

面接中に画面が止まる、音声が途切れるトラブルに見舞われた経験がある方は非常に多いと思います。限られた時間で多くの情報を得たい面接や面談の場で、トラブルが起こると大きくストレスを感じてしまい、当事者のイメージダウンにも繋がりかねません。

そこでチェックしているのが事前の「インターネット速度測定」です。WEBブラウザで「ネット速度」と検索すると、インターネットの速度測定が実施できるサイトが複数表示されます。そのサイトで実際に、面接をする同じ環境、同じ時間帯で速度テストを実施してください。

ルーターの場所、時間帯によってもインターネット速度は変化するため、速度が低い状態であれば、PCを使用する部屋を変えたり、時間帯を変更する(速度が遅い時間を避ける)ことをおすすめします。

バーチャル(仮想)背景を使いこなす

PCを使用する環境によっては、リビングや寝室など、背景から生活感を相手に感じさせてしまう場合もあるかとも思います。その背景で相手の趣味嗜好や生活水準が想像でき、ネガティブなイメージを与えることもあるため、自身の背景にも注意を払うべきです。

また会社であってもオフィスや配置によっては、面接官の後ろで他の従業員の動きが見えてしまうこともあります。仮に動きがなくても面接官以外の人が見えていると気になってしまい、喋りづらいですよね。

そこで役立つ機能がバーチャル(仮想)背景機能です。最近では企業でもオリジナルの背景画像を制作することも増えていますが、相手にノイズとなる情報を見せないようにできるため、上手に活用しましょう。

カメラとマイクは妥協せずに良いものにする

PCのスペックによっては、備え付けのカメラとマイクの性能が低いために相手に不快な感覚を与えることがあります。採用担当者と学生側の双方の意見としてよく聞かれるのが「声が小さくて聞こえづらい」「周囲のノイズ音がうるさい」「画質が低く表情が分かりづらい」「全体的に暗くて見えづらい」といった意見です。

相手に自分をPRするという意味では、会社の「顔」である面接官としても注意が必要。可能な限り、カメラとマイクは高性能なアイテムを購入していただくことを推奨します。多くの種類があるため、量販店でスタッフの方に詳しく聞いてみてください。

まとめ

これまでも何度かWEB面接について記事にしてきましたが、いずれもポイントとしているのは基本的なことであることが分かると思います。しかし、コロナ禍で1年が経過した今でもWEB面接の失敗談やトラブルを聞くケースがあるので、今一度チェックしたいですね。

直接会うと素敵な人でも、WEB面接を行う環境が悪いだけでマイナスな印象を与えてしまうリスクがあります。そのことを常に意識し、便利なオンラインツールをうまく活用して効率良く採用活動を実施していきましょう。

一覧へ戻る