採用面接の場において、定性的な判断基準を設けざるを得ないポイントも多いなか、ちゃんと根拠をもって候補者を採用したいという悩みを抱える採用担当者の方々は多いでしょう。
そういった悩みを解消に導くことができる「スター面接」という手段について本日は解説します。国内外を問わず、誰もが名前を知っているアマゾンやグーグル、フェイスブックなど大企業も活用している面接手段です。
目次
行動面接とは、応募者の価値観や性格、思考・行動パターンを見極めるのに長けた面接手法です。この面接手法において、「スター(STAR)面接」が有名です。
スター(STAR)とは4つの単語の頭文字です。
S(Situation):過去の状況
T(Task):その状況における課題
A(Action):課題解決のために行ったこと
R(Result):その行動の結果
上記の4つのポイントを、STARの順番に、過去の行動について質問していきます。
行動面接では、過去から応募者の性格や価値観を深く掘り下げていくことが可能です。「どんな課題にどんな解決策を見出すタイプなのか」「どのような考え方からどのような行動をする価値観なのか」など、事実をもとに紐解くことができます。
また、過去の事実に対する再現性を見極めることで、入社後のパフォーマンスにおける予測の精度を上げることができるのも、スター面接の大きなメリットの一つでしょう。結果として、ミスマッチを防ぐことにも貢献します。
スター面接などの行動面接において、「応募者に対して見極めたいポイント」や「自社採用基準をどういった質問からジャッジしていくのか」を明確にしておく必要性があります。最終的に応募者から引き出したいことから、逆算して考えていくイメージです。
採用面接時に重視したい評価項目、欲しい人材像を社内・採用チーム内で明確に描いておくと良いでしょう。今回は簡単なご紹介だけになりますが、興味があれば様々なサイトで解説されているので、ぜひ検索してみてください。