Column採用コラム

2021.12.14

お役立ち事例集

コロナ禍のインターンシップを成功に導くポイント(オンライン編)【NO.266】】

いまだにコロナ禍における感染症リスクへの懸念が拭い切れないなか、インターンシップの実施方法に頭を悩ませる採用担当者の方々も多いことでしょう。

そこで今回は、コロナ禍におけるオンラインでのインターンシップにて、筆者の勤務先企業で実際に行って効果のあった施策について解説します!ぜひご参考ください。

リアルな体験、実践的なスキル習得を提供する

最近では学生のエントリーを獲得するために「新規事業開発」や「新商品企画」などのキャッチーな実施カリキュラムに注力する企業が増えているように感じます。しかし、実際の仕事現場であまりやらない内容をテーマにすることは、インターンシップ(就業体験)の本質を捉えていないだけでなく、学生もその類のカリキュラムに飽きてきているという声まで聞きます。

大切なのは、その企業や業界で実際に行われている業務内容を体験することで、学生が意思決定をするための情報を得ることです。だからこそ、実際の業務内容に限りなく近い、リアルな体験を提供するよう努めましょう。そういったカリキュラムからは、学生に対して魅力づけに繋げることのできるポイントも多く、企業側にもメリットが多いはずです。

それはオンライン上であっても、同様のことが言えます。実際の業務で使われるツールやフレームワークを活用するなど、些細なことであってもなるべくリアルな状況を作り出しましょう。それらが学生の満足度に必ず結びついてきます。

コミュニケーション量をしっかりと確保する

組織で成果を上げることは、企業活動において重要なポイントです。個人で取り組むカリキュラムではなく、集団で取り組めるものを意識することで、就業時に身を置く環境に限りなく近い経験を提供できます。

学生同士のコミュニケーション(グループディスカッションやチーム制で取り組むプロジェクトなど)も設けつつ、時には社員がパートナーやサポーターとして学生に混ざり、実際の社会人から見たフィードバックをすることができると、学生の満足度もさらに向上するでしょう。

また、オンラインの場合は、1チームを5名以内にすることをおすすめします。あまりに人数が多いと、オンラインではスムーズに会話を進めることが困難なためです。

最後に

採用活動においても多様化が進む昨今、どの企業も打ち手を探すことに苦労が絶えない状況が続いています。そのような状況だからこそ、「いま学生が何をもとめているか」「他社には真似できない自社の強み、仕事のやりがいは何か」といった原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか。

魅力的なインターンシップによって、素敵な学生と企業との出会いが創られていくことを心から願っております。

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