Column採用コラム

2022.04.05

内定者フォローレポート

採用成功のカギは小中高生?若年層へのアプローチが優秀な人材確保につながる【NO.275】

新卒採用活動も早期化が進む昨今、採用広報において競合企業に遅れを取らないことは、優れた人材を獲得するうえで重要なポイントの一つになっています。

一部の企業では積極的に行われている若年層へのアプローチ。「小中学生にアプローチするのは時期尚早では?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は数多くのメリットがあるのです。そこで今回は、若年層へのアプローチが優秀な人材確保につながる理由を、3つのポイントで解説します。

過去の実体験が強い志望動機になる

直接その企業のスタッフと接し、サービスを受けたことで得られた「感動」や「憧れ」の感情は、それが幼少期の出来事であったとしても本人の心に忘れられない思い出として残ることがあります。

代表的なのが、オリエンタルランド(ディズニーランド)です。オリエンタルランドを志望する学生と過去に何名かお会いしたことがありますが、志望動機が非常に強いと感じました。それらの実体験は、企業がその応募者を採用する理由にも繋がり、他社とは圧倒的に差をつけられ、結果として選考・内定辞退率にも寄与するものとなります。

仕事に対するモチベーションや意志に差がある

ある企業で調べたデータでも明らかになったことですが、幼い頃からその仕事に憧れがあり、強い想いを持って入社して来たスタッフは、高いエンゲージメントを維持できていました。

専門学校出身者はその好例です。特定の業界や職種の仕事に就くことを目的にし、努力をしてきたからこそ、高いモチベーションと帰属意識で企業に貢献してくれることがわかりました。

接点を持つことができる可能性のある期間が長い

非常にシンプルな考え方ですが、就活期間の数カ月間と比べ、若年層へアプローチをすることで接点を持つための時間を長期間にわたり生み出すことができます。

先述したように、幼い頃の記憶であっても強く印象に残った出来事は、そう簡単に忘れることはありません。認知してもらうという観点で、若年層へのアプローチは有効性のある施策でしょう。

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