企業の新卒採用活動も解禁となり、ますます就職活動生の動きが活発になってきました。企業も単独会社説明会を開催し、差別化を図りながら、自社の魅力を積極的に発信されている様子が伺えます。
今回は、現役採用担当者が実践している来場者の記憶に残る会社説明会のポイントについてまとめてみました。
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会社概要など、すでに学生にもある程度知られている情報に関してはある程度簡略化して伝えることがおすすめです。自社ホームページや、他の情報媒体でも確認できるからです。
ただし、参加者によって会社への興味関心度合いの程度は様々なため、動画を作成して説明会冒頭で上映するなどし、理解を深めていただく工夫は必要です。学生にとって希少性の高い情報や体験を提供することに、会社説明会のコンテンツを限定していきましょう。
その会社が持つ考え方や価値観への共感は、学生にとって企業を選ぶうえでの大きなポイントのひとつです。人によっては、職種や業種よりも就職活動において重要視していることも珍しくありません。
だからこそ、それらは企業のトップである経営者自身が壇上に立ち、直接学生に伝えることが大切です。そこに熱量を感じ、想いの強さがあるからこそ、メッセージを受け取った学生の記憶に残る説明会の一コマとなるのです。
先述したような会社概要や事業内容など、一般的に広く公開されている企業情報は、あまり重要なフックにはなりません。一緒に働く人の魅力、仕事のやりがいや社会的意義など、「この会社を選ぶ本質的な理由」こそが強い志望動機となります。
そのため、企画をスタートする時点で会社説明会を開催する目的とゴールを明確にチームで共有し、コンテンツを設けていく際に軸がブレないよう注意しましょう。