日本国内で年齢を問わず多くの人が活用しているTwitter(ツイッター)。リアルタイム性と情報拡散力に優れたSNSとして、国内4500万人が利用しています。アンケートやスペース(音声コミュニケーション機能)といった便利な機能もあり、10年以上前から採用活動におけるツールの一つとして注目されています。
ただ、『どのようなポイントを重視して活用すればいいかわからない』『どんなことに注意しなければいけないかわからない』という理由で、いまいち活用しきれていない企業が多いように感じます。そこで今回は、Twitterを採用活動で活用する際の初歩的なポイントについて解説します。
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幅広い年齢層が活用しているTwitterは、全方位的なアプローチが可能なSNSと言えます。だからこそ配信する情報やネタも限定しづらいように感じますが、自社ならではのオリジナリティをしっかり表現していくことがポイントになります。
なお、全角140文字の文字数制限があります。その制限のなかで、どれだけ注目される表現ができるのかがポイントです。キャッチーでユニークな内容のツイートは、リツイートにより拡散もされやすいため、多くのフォロワーを生み出すきっかけにもなります。
Twitterの特徴の一つとして、「トレンド」や「ニュース」という検索オプションがあります。その名称のとおり、いまタイムリーに注目されている情報がピックアップされるようになっており、時にはYahoo!ニュースなどにも転載される情報です。
このことからもわかるように、Twitterにおいて情報の鮮度は、注目を集めるうえでとても重要なポイントになります。1日の目標ツイート数を決め、しっかりと更新頻度をキープするようにしましょう。ハッシュタグも積極的に利用しましょう。
正直、コーポレート情報のような、ありきたりな情報(例:告知リリース)ではTwitter上で反響を得ることは困難です。意識すべきことは、先述したようにキャッチーでユニーク、そしてリアリティのある内容を配信することです。
そのために有効な施策の一つが、『社員数名が社用アカウントを運用する方法』です。選抜した社員に社用アカウントを発行し、仕事や会社に関するツイートを発信してもらうのです。求職者(就活生)の多くがその会社で働くリアルな様子や情報には興味があるはずです。社風や社員同士の仲の良さ、仕事のやりがいなどを実際に働く社員の生の声で発信することは、求職者への魅力付けに繋がります。
一部の企業では業務の一環としてTwitterを更新しており、リツイート数やいいね数、獲得フォロワー数に対してインセンティブを支払っている企業もいます。
最後になりますが一番大事なのは継続力です。多忙な採用担当者にとって成果が見えづらいTwitterを敬遠する方も多いです。やらないよりやったほうがいいため、新卒採用期間だけでもやる価値はあると思いますが、できれば一年を通じてしっかり運用することをおすすめします。
また、毎年のように企業のツイートの炎上がおきます。多様性の時代において企業の顔として情報発信する難しさもありますが、ガイドラインを作成しながら、まずはトライしてみることから、ぜひ始めてみてください!