Column採用コラム

2022.08.02

内定者フォローレポート

ある新卒の人材紹介会社の話【NO.283】

先日、新卒の人材紹介会社で働いているAさんとお話しました。最近の採用動向や仕事上の悩みを聞いたところ「中小企業の採用が難しい。とくに動機付けが難しい」と語られました。

創業10年目のベンチャー企業、新卒採用で苦戦

ある人材サービス会社の新卒採用をお手伝いしているとのことですが、「コーポレートサイトに採用ページがない」「採用情報はウォンテッドリーのみ」「会社案内パンフレットもない」とのことで苦戦しているそうです。

その会社は創業10年目のベンチャー企業。創業社長も30代と若く、平均年齢20代中盤と若い社員に溢れて活気に満ちた会社とのことです。人材サービスとしても他社にない特徴があり、毎年堅調に売上を伸ばしている魅力的な会社です。

内定後に交流がないのは勿体ない

学生からの印象は良く、一定の人気(一定のエントリーは確保)ではあるものの、内定出しをした後に内定辞退になってしまう傾向が強いとのことです。

様々な要因が重なっての内定辞退だと思いますが、「内定者懇親会といった交流イベントなし」「内定後の交流なし」は勿体ないと感じました。新型コロナウイルスの感染防止も影響していると思いますが、少し放置気味だったのかもしれません。

「中小企業の採用あるある」

この話を聞いて「中小企業の採用あるある」だと思いました。中途採用と違い、新卒採用では内定(内々定)を出したあとも「この会社に入社しよう!」と思わせる動機付けが必要ですが、中小企業では採用担当者が忙しすぎて、出来ていないケースが多いからです。

採用担当を兼任で任せている中小企業は自分にも当てはまっていないか、振り返ってみることをおすすめします。

入社を決意してもらうためのアプローチを

優秀な学生なら複数の内定を獲得します。ですから学生は「複数の内定をもらったけど、最終的にどこの会社に決めようか…」と悩む期間があります。その期間にどのようにアプローチし、入社を決意してもらうか。ここが採用担当の腕の見せ所だと思います。

・どれだけ優良企業だとしても待っているだけでは選ばれない

・入社承諾率を高めるためにはコミュニケーションをとって動機づけをおこなう必要がある

少しの努力で結果は大きく違ってきます。今年も昨年と同じく各社ともリモートでの内定者インターンや内定式になる可能性が高いと思われますが、SNSでしっかりコミュニケーションをとるようにしましょう!

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