コロナが流行してから在宅勤務(リモートワーク)が増加しましたが、最近では『メタバースオフィス』という仮想オフィスサービスも広まり始めています。今回はメタバースオフィスにどのようなメリットがあるのか、新卒採用に活用できるのか考えてみました。
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メタバースオフィスとは、メタバースの技術を活用した仮想空間上のオフィスです。社員はアバターを利用し、仮想空間上でコミュニケーションをとることができます。バーチャルオフィスとも呼ばれています。
在宅勤務で従業員同士のコミュニケーションが希薄化する問題に対して、メタバースオフィスに期待が寄せられており、実際にメタバースオフィスを導入している企業の意見を聞くと「予想以上にハマる」との意見がありました。
実際に利用したわけではありませんが、ゲーム感覚に近いのではと思います。「セカンドライフ」や「アメーバピグ」「あつまれどうぶつの森」を想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。
日本でも複数のサービスが生まれており、今後さらに市場拡大することが見込まれています。
すでに新卒採用でメタバースオフィスを活用している企業はいます。大手総合商社の伊藤忠商事はメタバースオフィスを利用し、就職活動中の大学生にも利用できるようにしています。
就活生はメタバース内を歩き回り、伊藤忠についての情報を得ることができます。「社員と話せないので社風が分かりづらい」といった学生の悩みを解消する狙いがあるとのことです。
他にもメタバース上でオフィス見学会や座談会を実施している企業も。今後は、企業説明会や面接、OB訪問もメタバース上でおこなう企業があらわれることが想定できますし、中途採用にも活用できるでしょう。
コロナ禍で「オンラインでは会社の魅力や企業の雰囲気が伝えづらい」というデメリットに悩んでいる採用担当もいるかと思いますが、もしかしたら採用活動の救世主になるかもしれません。
今後どのように普及しているかにもよりますが、メタバースオフィスの可能性に期待したいと思います。