新卒採用や人材育成の専門家をゲストにお迎えして「新卒社員の定着」について学ばせて頂く、インタビュー企画『笑顔と信頼で世界をつなぐ』
今回は、JFEシビル株式会社 採用・教育部 金原あや子 様 にインタビューし、会社の魅力について深掘りさせて頂きました。
「これまでの人生で、どのような経験をしてきて、いま新卒採用のお仕事をされているのか?」「新卒採用担当になって笑顔になった出来事とは?」「採用した学生の幸せを願うとは?」等のインタビューを通じて、自分の存在が希望となり、採用した学生が未来のリーダーとなれるように、応援し続けることができた、そのマインドセットについて学ばせて頂きます。
このインタビューをご覧になる皆様にとって「新卒社員が、会社でイキイキと働ける、笑顔の職場とは何か?考えるきっかけになった!」そんな気持ちになれる方が一人でも増えると嬉しく思います。
目次
学生の皆さんが就職活動で企業を選ぶ際、何を重視するでしょうか? 安定性、福利厚生、成長機会…これら全てを提供している会社があるとしたら素晴らしいですね。
-御社のどこに内定者の皆さんは魅力を感じておられると思いますか?
まず、JFEグループの安定した経営基盤が、大きな魅力です。大企業ならではの安心感と充実した福利厚生、それでいて当社は中堅ゼネコンとして、個々に寄り添ったサポートもしっかりと行っています。例えば、部署の配置についても一方的に決めることなく、社員一人ひとりの希望を聞き、彼らが望む分野で挑戦できるよう配慮しています。つまり、私たちは大企業の利点と中堅企業の柔軟性を併せ持っています。
さらに、働き方についても、比較的柔軟性があります。残業は他社と比較してみると、はるかに負担が少ないですし、休日もしっかりと取得できます。会社の雰囲気についても、上下関係は存在しつつ、フランクなコミュニケーションが取れる文化があります。ゼネコン業界にありがちな厳しいイメージとは異なり、社員を大切にする温かくて優しい社風が特徴です。
会社にとって、将来を牽引する新しい世代の人材育成は重要です。この点において、内定者に、今後どのようなキャリアパスを歩むことを望んでいるのか、お話しを伺いました。
-内定者に、将来どのような道を歩んでほしいと思いますか?
当社では、ほぼ全員が技術者として入社します。第一に、彼らがしっかりと学び、一人前の技術者として成長することを望んでいます。それだけでなく、将来的には当社の中核を担ってもらいたいと思っています。たとえば、役員や社長のようなポジションを目指してもらえたらと願っています。私たちが重要視するのは、彼らが貪欲にチャレンジし、向上心を持ち続けること。また、自ら考え、周囲を巻き込んで改善活動をリードできるような人材に成長してもらいたいですね。
新卒社員の定着は、会社にとって重要な課題の一つです。会社がどのように新卒社員を迎え入れ、定着するよう支援しているのかについて、お話を伺いました。
-新卒社員の定着のために、会社の姿勢として大切なことは何だと思いますか?また、受入部署との連携やモチベーション維持等で、工夫されていることはありますか?
新卒を迎え入れる会社の姿勢としては、彼らが常にサポートされていると感じられるよう、気配りが重要です。例えば、入社時の集合研修で毎日顔を合わせることはありますが、部署に配属された後は接点が減るため、新卒社員がSNS投稿してくれた記事にコメントすることや、月報にフィードバックを送るなど、コミュニケーションを継続することが大切です。定期的な面談やアンケートを通じて、彼らの声を拾う機会を大事にしています。
-月報とは具体的にどのような内容ですか?
月報では、新卒社員がその月に設定した目標とその達成過程を記入します。これは指導先輩と共に作成し、役員を含む全員に送られます。指導先輩からは、達成した点についての評価や今後のアドバイスも含めたフィードバックがあります。
-メンター制度とは別にあるのですか?
はい、メンター制度とは別に、仕事を教える指導先輩がいます。新卒社員にとって一番身近なサポート役ですね。メンターも別に配置しています。
-これだけ手厚いサポートを受けて、新卒社員も安心できるでしょうね?
そうですね、温かく優しい社風ですし、新卒社員が常にサポートされていると感じてもらえるよう努めています。
就職活動は、多くの学生にとって人生の大きな転換期です。その重要な節目に、新卒採用担当として携わることの魅力とやりがいについて、お話を伺いました。
-新卒採用のお仕事を始めたきっかけは何でしたか?
もともとは、人材派遣会社で営業をしていましたが、新卒採用の部門に配属されたのが始まりです。大学時代に遡ると、私は人生の大切な節目に寄り添い、何かお手伝いができることに魅力を感じていました。それが人材業界に足を踏み入れるきっかけとなり、新卒採用という分野で、学生から社会人へと歩みを進める彼らを支える仕事に就けたことは、私にとって大きな喜びです。
新卒採用の仕事は、ただ人を選ぶだけでなく、彼らが新たな社会人生活をスタートさせる手助けをすることも含まれます。入社後のフォローアップを行うことで、新卒社員がスムーズに職場に馴染めるようサポートすることが、私にとって大きなやりがいです。
仕事では、予想もしない困難もありますが、それを乗り越えることで私たちは成長することができます。このような体験について、お話しを伺いました。
-お仕事をしてきた中で、環境の激変や、大変だった事があったと思いますが、その経験から何か学べることはありましたか?
前職で経験したことですが、私には身分不相応に感じるほどの大役を任されたことがあります。初めてのことばかりで、自分の力では不可能に思えましたが、挑戦することを決意しました。多くの失敗を経験しながらも、少しずつ前進することができ、その結果、どんな困難な状況でも臆せず取り組む強さを身につけました。この経験から、失敗を恐れずにチャレンジする勇気の大切さを学びました。
-なぜ、臆せず挑戦することができたのですか?
若いうちにたくさんの経験をしておこうと思っていた自分がいました。また、その大役を任されたのは私一人でしたが、周囲の仲間が常にサポートしてくれたので、その存在が大きな力となりました。信頼できる仲間がいるという安心感が、私に勇気を与えてくれました。そのため、どんな職場でも信頼できる仲間を作ることの重要性を強く感じています。
新卒採用の仕事をする中で特別な瞬間があるとしたら、それは採用した学生の成長を目の当たりにするときかもしれません。このような体験について、お話を伺いました。
-新卒採用の仕事をしてきた中で、笑顔になった出来事はありましたか?
私が嬉しいのは、人の成長する姿を見ることです。特に印象的だったのは、先週のことです。入社1年目の新卒社員との面談を行いました。この面談では、1年間の振り返りと今後の本配属について話し合います。1年前には、まだ話に戸惑うことも多かったあの子が、今では立派な社会人に成長していて、その変化を目の当たりにしたときは、感動で涙が出そうになりました。
その子を大学3年生のころから知っており、長い付き合いです。だからこそ、その成長が私にとっては特に感慨深かったです。この仕事の何よりの醍醐味です。
就職活動は、一生のうちでとても特別な時期ですね。世の中には多くの魅力的な会社がありますが、完璧な会社というのは存在しないもの。だからこそ、自分にとって「ぴったり」の会社を見つけることが何よりも大切です。
これからの就職活動を通じて、ぜひ自分自身を深く知る時間を持ってください。自分が何を大切にしているのか、どんな未来を描いているのか。そんな自分自身の理解が深まれば、自分に合う会社も見えてくるはずです。
一つ一つの出会いや経験を大切に、自分らしい道を見つけて進んでいってください。あなたにぴったりの場所で、輝かしいスタートを切ることができますように、心から応援しています。
企業名 | JFEシビル株式会社 |
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本社所在地 | 東京都台東区蔵前2-17-4 JFE蔵前ビル5階 |
社員数 | 757名(令和5年4月現在) |
事業内容 | 鉄鋼関連分野で培った技術力を生かして、物流倉庫、商業施設・産業施設、オフィスビル等の建築事業を始め、海外港湾や鉄道建設などを含めた、海外案件までも手がけている総合建築会社です。 |