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2017.09.11

内定者フォローレポート

2017年最新人気インターンシップ企業3選【No.57】

9月になりました。大学3年生を対象にした夏季インターンシップも佳境だと思いますが順調だったでしょうか。2017年に人気だったインターンシップ企業はどこなのか、どんな内容だったのか、3社の特徴と人気の秘訣を比較してみました。

はじめに

大学3年生は、限られた時間でインターンシップに参加するなら有名企業に参加したいと考えており、「あわよくば本選考に有利になれるかも」という気持ちで有名企業にエントリーされます。

しかし、有名企業同士の争いも激化しており、知名度・ブランド力だけに頼った集客にも限界があります。今回は人気ランキング上位企業以外で、ユニークなコンテンツ・プラグラムで興味を持ってもらえている企業やSNSで話題となったインターン企業を調べてみました。

コンテンツ勝負の株式会社VOYAGEGROUP

株式会社VOYAGEGROUP(旧社名:株式会社ECナビ)はポイントサイトの「ECナビ」やアンケートの「リサーチパネル」を運営している企業です。2017年は6種類の参加型インターンシップを実施していますが、その中で無人島を舞台にしたインターンシップが大きく注目されています。

1泊2日の合宿形式で、参加メンバーと一緒に挑戦する体感型ビジネスプログラム『Island』を開催しています。業務内容にはあまり興味が持てなかった人たちも、参加してくれることによってより広い人材を確保することが出来そうです。

「frontier」というプログラムも実施しており、1つのチームにつき2人の社員がメンターとして参加し全力でサポートしてくれるそうです。社内では、メンターに選ばれるというのは名誉なことである と思ってくれている社員が多く、主に『事業責任者と若手のエース格』が選ばれているそうです。

同じくアミューズメント総合企業マルハンも2011年から無人島インターンシップを開催しています。パチンコ業界に対して抱いているイメージを払拭してほしいという想いから企画したそうですが、社内でも入社動機に繋がらない内容に賛否両論だったそうです。プロのダイバーや安全管理者をつけるといった安全面に万全を期し実施を決め、2012年は参加枠23人に対して約80倍の1,815人の応募があったそうです。

経営層も参加する株式会社ディー・エヌ・エー

株式会社ディー・エヌ・エーは、ゲームアプリなどネットサービス運営企業です。同社はインターンシップランキングでも毎年高評価を得ている企業ですが、魅力は執行役員、投資責任者、事業責任者など参加するのが特徴です。

一流企業の開発技術や開発現場のカルチャーを体感できる新規ゲーム開発コース、豪華審査員、ファウンダー、CEOを交えたブラッシュアップ体験ができる新規事業立案コースなど職種別・コース別に複数のインターンシッププログラムを準備しています。

女性に圧倒的支持を集めたワタベウェディング株式会社

ワタベウェディング株式会社は、海外挙式サービス事業を手掛ける企業です。ブライダル業界の同社は職種別に3種類のインターンコースを分けており、ウェディングドレス試着でユーザー体験できるドレスコーディネーターコースが女子大生に圧倒的な人気を博しています

SNSでは「夢が叶った」「凄くいい経験ができた」と自然と口コミが広がっていました。花嫁衣裳販売事業・レンタル事業をおこなっている中小企業でも同じように試着できる体験を実施している企業の倍率は高いようです。大学生が興味を示してもらいやすい仕事内容をピックアップし、ユーザー体験として盛り込むのが成功の決め手ですね。

まとめ

定番なのが「〇〇業界の仕事がわかる1dayインターン」です。この企画は企業側にとって少人数・短期間で開催できるので負担が少なく便利ですが、学生側にとっては平凡な印象を与えてしまいエントリーを避けられてしまいます。

これだけインターンシップという手法が普及した中で、企業側にはさらなる工夫と努力が求められています。人事部だけでインターンシップを開催しているのなら、プログラム内容の見直し時期に来ているのかもしれません。

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2017年最新人気インターンシップ企業3選(153KB)

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