就活生にとって自分が実際に働くかもしれない会社を訪問することは非常に興味があるため様々な視点で会社を見ます。会社の細かい情報を一つでも多く手にするべく目を輝かせている就活生も少なくありません。実際に就活生は会社訪問をする際に、どのようなポイントをチェックしているのか意見やクチコミをまとめてみました。
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まず就活生が会社に到着した際に、アポイントを取った人事担当者に連絡をする事になります。その際、電話に出た方の口調や待機指示などによって会社の印象が左右されます。呼び出し回数があまりに長い場合や、受け答えがまごついている場合(新卒採用の案内を知らない社員)などに悪印象を持つ方がいるそうです。
また受付で長時間待たされた学生もおり、「忘れられていると思った」「いい加減な会社だと思った」という意見がありました。採用部署宛の場合でも、採用部署以外が電話をとる場合もあると思いますが、学生にとっては関係ありません。その会社の入り口と言えますので気を引き締めていきたいところです。
受付での電話が終了した後、場合によってはソファーや椅子に座って人事担当者を待つ事になりますが、その間にも就活生は色々なポイントをチェックしていると言われます。もっとも多くチェックしている部分は、張り紙の内容です。
社訓や人生訓、労働規則や心構え、様々な張り紙が存在しますが、就活生が一番警戒しているのはセミナー関連のポスターと言われます。特定のセミナー会社が頒布しているポスターは、その画像と販売価格が全て一覧になってインターネット上で出回っていると考えてください。
全てのセミナー会社が悪い訳ではありませんが、精神的に疲弊するセミナーや、帰属意識を高めさせるタイプのセミナーに関しては、学生の中で警戒されていると言えます。このようなセミナー受講を促す会社は、場合によっては過重労働や無賃労働のリスクがあると見られてしまいます。
会社訪問で実際に案内をする社員について行く事になりますが、就活生は案内する社員の身なりも気にしています。実際の意見で驚いた事としては、案内をする人がニンニク臭かった、タバコ臭かった。など臭いで判断をしている就活生がいる事です。
実際に仕事をしてみれば、その臭いが業務において大きな問題と言えない事はすぐに分かるとは思うのですが、就活生は数少ないヒントの中から、その会社を知らなくてはならないと考えた場合、ニンニク臭やタバコ臭も一つの判断基準となるのかもしれません。
臭いがすぐにマイナス評価になるわけではありませんが、本当に些細な部分を就活生が見ている事を肝に銘じ、昼食のメニューなどにも気を付けなくてはいけないのかもしれません。
会社訪問で実際のオフィスを見学したり、廊下で社員とすれ違う事もあるかと思います。その時に社員がどのような服装で仕事をしているのかをチェックしている就活生もいるようです。
例えば、クールビズでノーネクタイ推奨とされているオフィスで、逆にネクタイを締めて仕事をしている人が多い場合に就活生は悪い印象を持つそうです。なぜかというと、推奨を掲げているにも関わらず、実際には他者との兼ね合いで実行がしにくい、つまりプレッシャーのあるオフィスなのでは?と考えるそうです。
就活生が気に掛けるポイントは多岐に渡っていると言えるでしょう。セミナー受講の案内ポスターをチェックしている就活生が多いという事は意外でした。人事部だけの話ではなく会社全体として気をつけなければいけないポイントが多いように感じます。
会社として就活生に配慮して、誠実な対応をする事こそが、就活生の会社訪問でのポイントになるかもしれません。本来の姿を隠すのではなく、常日頃から来訪者の対応は気をつけていきたいですね。今回ご紹介した就活生のチェックしている点が出来ているか一度見直してみてはいかがでしょうか。
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就活生が会社訪問で気に掛ける4つのポイント(140KB)