Column採用コラム

2017.11.27

内定者フォローレポート

採用担当者の「神対応」がネットで話題!【No.68】

皆さんは内定辞退が起きたとき、どのような対応をされていますか。どのような言葉を学生にかけていますか。内定辞退は避けたいですが、起きてしまったとき冷静に対応したいものですね。今回はネットで話題になった学生が内定辞退を伝えたときの、採用担当者の「神対応」をご紹介させていただきます。

ジュエリーブランド会社の神対応

4℃(ヨンドシー)の採用担当者の方に電話で辞退しますって言ったら理由を聞かれて、第1希望で内定いただきましたって言ったら「おめでとうございます」と言われた。社風ってこういうところでもわかるよね。これから指輪買うなら4℃にするよ。(買う相手はいませんが、)

ジュエリーブランド「4℃」(ヨンドシー)を展開する株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツの採用担当者の方の対応のようです。ネットでは「ファンになった」「内定辞退した人におめでとうって言ってくれる会社はひいきにしたい」と称賛する声で、多くの人に共感されました。

一方で、「〇〇社にも参考にしてほしい」「〇〇社とは真逆の対応」といった元就活生の声も見受けられました。今回は伏せ字にしていますが、大手建設会社や有名証券会社の名前が挙がっています。

この「神対応」に対して、社風が反映されているとの意見もありますが、この対応は計算的な対応ではなく、採用担当者の人柄(人間性)が反映された一言だと思います。採用担当者が内定者に伝えた一つの言葉が、会社全体のイメージを良くしました。

消費者と近い小売業だけの話ではなく、新卒採用している企業すべてが見習うべき対応だと思います。次に悪い意味で話題になってしまった事例をご紹介させて頂きます。

メガバンクの対応

ワタシの知人が某メガバンクからの内定を辞退したら「うちを蹴ってどこへ行くんだ!」と威圧するような電話がかかってきて、仕方なく「霞が関です」と答えたら、一転して丁重に「おめでとうございます」と言われて電話が切れたという、笑えない笑い話が。 

真偽は不明ですが、メガバンクの対応だそうです。「神対応」とは真逆の意味でSNSに拡散されてしまいました。他のユーザーからは「銀行業界の体質をよく表している」「この銀行に明日はない」などの意見が集まっています。

内定辞退のタイミング次第では二次募集が不可能になる等、複雑な心境になるかもしれませんが、感情的な発言をしないよう注意したい内容です。内定辞退したら関係が終わるわけではないので、最後まで誠実な対応を心がけてほしいと思います。

某人材会社の内定辞退の対応

20年前の話になりますが、某人材会社の人事部長は内定辞退が起きた時、「わかった。最後にせっかくだから酒を酌み交わそう」と学生寮に一升瓶を抱えて出向いたそうです。そして最後に「その会社でも頑張ってくれ」と応援して送り出したそうです。

現代では学生が住んでいる住所に訪問するのは問題視されてしまいますが、こちらも神対応だと言えるのではないでしょうか。少なくともその学生はそれほどまでに親身に対応してくれたことに感動していました。時代背景は違いますが、考え方は参考にしたいですよね。

まとめ

内定辞退を起こさないように各社とも努力されていますが、その分起きたときはショックを隠し切れないかもしれません。しかし、社交辞令でもいいですから、相手を思いやった行動ができればきっといつか報われる日がくると思います。

突然の内定辞退に驚いてしまう人も多いと思いますが、対応一つで良くも悪くも企業価値やブランディングに影響を与えてしまいます。今のネット社会では、SNSによる拡散が避けられません。内定者の連絡方法や伝え方に、つたない部分があったとしても大人の対応を心がけるようにしたいものです。

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採用担当者の「神対応」がネットで話題!(267KB)

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