Column採用コラム

2017.12.18

内定者フォローレポート

入社後に活躍が期待できる就活生の特徴3選【No.71】

新卒採用の際に基準となるのは、「学生として優秀」ではなく、「社会人になって優秀」になりそうな人物かどうかです。面接官は入社後に活躍が期待できる就活生を面接の場で判断しなくてはなりません。就活生の将来性を判断するにはどのような点に注目すればいいのかまとめました。

特徴1:素直であるかどうか

将来性を判断するうえで最も重要なのが素直さです。素直さにも様々な分類があり、環境変化を受け入れる柔軟性、他人の意見を受け入れる傾聴力、現在の自分の能力を受け入れる自己認知力に分けられることができますが、どんな業界や職種でも求められる能力だと思います。

新卒社員の一年目は右も左も分からずミスや失敗をしますが、大切なのはミスを繰り返さないことです。ミスをすれば、当然上司や先輩から指摘を受けますが、その時に重要なのが素直であるかどうかです。否定してばかりでは結果がついてこないのは当然ですよね。

素直であれば、自分とは違う他人の意見でも受け入れることができます。上司や先輩社員からの指摘も真摯に受け止め、ミスの再発防止に努めます。では、実際にどのような質問をすれば素直かどうかが分かるのでしょうか。一つは「あなたが失敗した経験を教えてください。」という質問です。

就活生は自分のミスの体験を話してくれますが、ミスに対してどう対応したのか、どのような再発防止に努めたのか、までをセットで質問するようにしましょう。この質問で素直さを知ることが出来ます。他にも環境や変化に柔軟に対応できた経験、相手の意見を尊重した経験があれば素直さとして評価できる回答と言われています。

特徴2:能動的であるかどうか

会社に入社したとすれば、指示待ち人間ではいけません。自分から能動的に仕事の不明な点を聞けるかどうかで、仕事を覚えるスピードが違ってきます。そのため能動的な人間かどうかは面接の場ではっきりとさせておく必要があります。

「あなたが中心となって行った事例を教えてください。」この質問にきちんと答えられる就活生は能動的と言えるでしょう。大学生活では様々な活動があり、代表的なものでも、サークル活動、アルバイト、部活動、ゼミ活動が挙げられます。そこで、自発的に何かを動かそうとした経験がある人材は能動的と言えるでしょう。

注意してほしいのは自己中心的な行動になっていないかどうかです。また悪い意味で周囲を巻き込むタイプかどうかもチェックしてほしいと思います。

特徴3:物事を数値化できているかどうか

営業職、技術職ともに言えることですが、自分の行動を数値化するビジネススキルは必要不可欠です。時間あたりのパフォーマンスを効率化できているかどうかを気にしていますし、効率的に働くことを常に念頭に置いているので、ムダな残業をしません。

受注数や工程の進み具合はだれでも数値化出来ますが、日々の行動を数値化できているかどうかは、その人次第です。この能力を持っているかどうかはエントリーシートで分かります。

エントリーシートに「あなたが大学生活で頑張ったことを教えてください。」という欄を作る会社も多いと思いますが、優秀な人材はそこに数値が書かれているはずです。前回より110%能率が上がった。自分の評価が10%向上した。など第三者が見てもわかりやすいように書かれています。

ただ就活セミナーや就活対策本では必ずと言っていいほど「数値化」について触れているので、エントリーシードだけでなく面接でも物事を数値化できているかを気にしながら質問できると、より正確な分析ができるでしょう。

まとめ

入社後活躍してくれる人材の特徴として、素直かどうか、能動的であるかどうか、物事を数値化できているかどうか。この3つを挙げました。これらは、特別な質問を用意する必要がありません。その受け答えに適合性があるかを判断するだけでいいので、簡単に性格や特徴を判断することができます。この3つの特徴を念頭に置いて、採用活動をしてみてはいかがでしょうか。

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入社後に活躍が期待できる就活生の特徴(135KB)

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