いつの時代においても体育会系出身の人材は重宝される傾向があります。どうして就職活動において経営者や人事部は体育会系の就活生を評価するのでしょうか。3つの理由にまとめました。
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最大の魅力はストレス耐性が強い点です。特に中学・高校・大学と部活動を続けている学生や、強豪校と呼ばれるチームに所属している学生はストレス耐性に強いでしょう。10代の若いときから厳しい練習に耐えてきているからです。
どのような仕事においても楽な仕事はありません。華やかな業界であっても入社数年間は地味な仕事のほうが多いでしょう。またノルマが未達成だったり、ミスをしてしまったりすると気落ちする若手社員も多いと思います。
そうした下積み時代の経験があってこそ成長しますが、残念ながら我慢できずに転職してしまう人は一定数います。しかし、体育会に所属していれば忍耐力や努力の必要性を理解していると考えられるため、どんな仕事でも努力してくれる可能性が高いからです。
二番目に成長意欲が挙げられます。大学生活は自由と表現されることが多いですが、これは中学や高校と比較して自由な時間が多いからです。その自由な時間をどのように活用するかの考え方で人間性がわかります。
悪いことではありませんが、ただスポーツが好きであれば(所属大学や競技次第になりますが)サークルという選択肢もありますし、サークルは比較的緩い環境であることが多いと思います。多くは「楽しみたい」という考え方がメインでしょう。
あえて部活動を選択した人物は「成長したい」「上手くなりたい」「勝ちたい」という欲求が強いと考えられます。メジャー競技・マイナー競技に関わらず厳しい練習の中で、目標に向かって努力し続けられる存在は、きっと社会人になっても努力し続けられることでしょう。成長意欲が高い人材が揃えば、高いパフォーマンスを発揮してくれると思います。
ただし、もともと運動が得意な人物が、好きなことに没頭することは難しくありません。苦手なこと(例えば勉強)にも克服してきた精神力の高い人物であるか面接で見極めるようにしましょう。
体育会系に所属していた就活生は部活動という団体に所属しており、その中で他人と関わってきた経験があります。役割によってはOB組織や所属リーグの学生連盟など時には大学を超えて交流しています。その時に養われるのが協調性です。
自分一人が出来る範囲を自覚し、他人と団結することによってさらに大きな物事を成し遂げられる経験をしています。協調性がなければ、目標は達成出来ません。これは団体競技に関わらず、個人競技でも同じことが言えます。
協調性の高さは会社に入社し、部署に配属になった後、すぐに世代・性別・思想の違う人達と同じ目標を目指して、努力出来るかどうかに関わります。体育会系に所属していれば協調性が高いと決めつけるわけではありませんが、こうした環境下で頑張ってきた就活生は評価してもよいと考える人は多いです。
体育会系の就活生だけが利用できるオファー型の就職活動支援サービスがあるほど、企業は体育会系の就活生を高く評価しています。大卒入社の社員は入社3年以内に30%退職しているデータがありますが、これまでとは全く変わった環境に適応出来るかどうかはストレス耐性の有無も関係しているでしょう。
盲目的に体育会だけで評価するのはよくありませんが、心技体が揃った人材を見つけやすいのも理由の一つなのかもしれません。19採用では体育会系の就活生を迎え入れてみてはいかがでしょうか。
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体育会系の就活生が魅力的と言われる3つの理由(438KB)