Column採用コラム

2018.04.12

内定者フォローレポート

面接スキルのばらつきが起こす問題点と面接フローでの解決方法【No.95】

採用人数が増えると複数の採用担当者や面接官で採用業務を進めないと手が回らなくなります。そこで避けられないのが選考する社員のスキルのばらつきです。今回はその壁を乗り越える面接フローの見える化策をご紹介します。

採用面接スキルのばらつきがもたらす弊害

候補者にどんな質問を投げるか、候補者についてのどんな情報が必要かを、面接官の裁量に任せてしまうと、質問の方向性も集まる情報もバラバラということがよく起きます。社内検討の際でも、それぞれが面接した候補者の比較や説得力のある推薦が難しくなるなど、判断や選定に支障をきたします。

雰囲気から何となくいい人材という曖昧な基準で判断を下してしまうと、企業に必要な人材を採用プロセスの途中で落としてしまう可能性すら出てきてしまいます。

採用や面接経験が浅い担当者にありがちなのが、面接で触れるべきポイントを把握しないまま面接を行なってしまうことです。選定のために必要な情報を聞き逃してしまい、費やす面接時間が無駄になります。

面接フローの見える化の3ステップ

面接する社員の面接スキルにばらつきが出ることは避けられません。しかし、面接でのインプットと選考判断のアウトプットを統一することは可能です。この統一によって、上記のようなばらつきがもたらす弊害を避けることができるでしょう。そのために欠かせないのが、面接フローの見える化です。

ステップ1:採用基準の明文化

要件のことなる求人案件の一つ一つに、自社なりの採用基準をできるだけ詳細に策定します。適性、スキル、資格、資質や人柄など具体的に決めておくことが前提です。その上で、面接で必要になる質問案、確認事項、自社から候補者に伝えるべき点まで深掘りします。

それらのすべてを採用に関わる担当者全員に説明、いつでも確認できるよう共有することが大切です。共有する内容が細かければ細かいほど、人為的判断を少なくすることができるのです。

ステップ2:採用基準に沿ったチェックリスト活用

細かい内容だったとしても採用基準の項目に対して、担当者が面接中もしくは面接直後に、簡単に素早くアウトプットできるようにすることが大切です。

採用基準そのものを確認するよりも、チェック形式やマーク形式のチェックシートを用意すると便利です。また、文章での記録が必要な部分はあると思いますが、選考や比較を考えると、できる限りの項目を数値で評価するようにしておくこともポイントになります。

ステップ3:面接フローの振り返りと改善

すべての面接に立ち会うことができなくても、このフェーズを共有事項の中に組み込んでおくことで面接状況を把握し、全体的な改善策を見出すことができます。その指針や最大の改善基準となるのが、はじめに策定する採用基準です。このサイクルは人材の能力向上にもつながっていきます。

採用活動を可視化できるツール&サービス

面接も含めた採用活動のすべてを見える化&共有できるツールやサービスが続々と登場しています。採用プロセスで活用する様々な媒体を一括管理できる採用管理システムの活用も活発化しており、工数削減以外にも、面接の情報共有にも役立ちます。特徴・機能・コストも様々なので、自社の採用スタイルに合わせて検討されることをおすすめします。

ジョブカン採用管理

ジョブカン採用管理は、株式会社Donuts提供の新卒だけでなく、中途やアルバイトの採用も一括で管理することができる採用管理システムです。企業の導入実績は800社以上。進捗も次のタスクも即座に把握できるのが特徴。メールの送受信も管理画面内で完結できます。

ジョブスイート

ジョブスイートは、株式会社ジャパンジョブポスティングサービス提供の中途採用に取り組む人事採用担当者のための応募者管理ツールです。企業の導入実績は500社以上。自社HP、自社内他部署、応募サイト、人材紹介会社との連携がスムーズになります。リクナビNEXTとも連携しており、オンライン上のエントリーフォーム設置や管理機能も活用度が高いです。候補者ごとに選考のどのフェーズなのかがひと目でわかります。

まとめ

立場の高い人が自然と面接官を担当する会社も多く、面接スキルの有無は軽視されてきていましたが、優秀な人材を獲得するには高度な面接スキル必要不可欠です。面接官トレーニングをおこなっている会社もあるので、気になったら調べてみてくださいね!

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面接スキルのばらつきが起こす問題点と面接フローでの解決方法(452KB)

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