Column採用コラム

2018.09.03

内定者フォローレポート

採用ブランディングに効果的なミートアップとは【No.114】

採用活動の中で採用ブランディングが必要だと言われているけれど、具体的に何をすれば良いのかわからない。採用ブランディングの方法を見てもできそうなものが見つからない。このような悩みを抱えている人はいませんか?ここではミートアップという採用ブランディングの方法をご紹介します。

1.ミートアップとは

そもそもミートアップ「Meetup」(https://www.meetup.com/ja-JP/)とは2002年にアメリカでサービスが開始されたプラットフォームサービスです。ミートアップはWEB上で自分が興味のあることや趣味を選択するだけで、共通の仲間を集めることができオフライン上で交流会を開催することができるサービスです。

このミートアップが採用活動に取り入れられたのは2015年頃といわれ、当初は気楽に参加できる会社説明会という内容でした。しかし、2016年にメルカリがミートアップを取り入れLT(ライトニングトーク)のみを設定したイベントを開催して以降、2017年にSansan株式会社がお寿司パーティーを開催するなど採用活動で取り入れる企業が増えてきています。

採用活動でミートアップを行うメリットは下記の4つがあります。

・会社について理解を深めてもらえる
・社員と交流することで社風を知ってもらえる
・SNSで会社の情報を拡散してもらえる
・いい人がいたら採用につなげられる

この中で採用ブランディングの役に立つのがSNS拡散です。SNS時代ではイベントを行えば情報が拡散されるため、継続的にミートアップを実施することで多くの人に会社の採用情報が広まるというメリットがあります。

2.ミートアップを成功させる10のポイント

では、ミートアップはどう実施すれば良いのか。そもそも簡単に実施できるものなのか、疑問に感じている人もいるでしょう。ここではミートアップ成功させる10のポイントをご紹介します。

1)告知に適した媒体に出稿する

採用ホームページ・フェイスブック・ツイッターで告知する以外にもミートアップの開催を告知できる媒体があるので利用しましょう。

・Meetup(https://www.meetup.com/ja-JP/)
・connpass/コンパス(https://connpass.com/)

2)ミートアップは 20名以下で行う

名前と顔を一致させるためには少人数で実施するのが一番です。大人数で行うと「あの子いい感じだったな」と思っても名前がわからなくてアプローチできなくなってしまいます。採用担当者が1人1人と話をして人柄を把握したうえでアプローチできるように、20名以下で開催するのがオススメです。

3)社員を参加させる

自社への入社を考えている人が参加するため、社員から直接会社の話をしてもらわなければなりません。ミートアップ開催中ずっと参加させると社員の負担になるので10分程度でも参加してもらえるようにお願いしましょう。

4)社内で実施する

できるだけ会社内で実施をして社内の雰囲気を肌で感じてもらいましょう。会社内が狭いまたはセキュリティ対策的に難しい時は、会社内で社員にインタビューをしたムービーを流して、少しでも社風を感じてもらう工夫をしてください。

5)LT(ライトニングトーク)を用意する

LTは5分程度で話すテーマのことです。あまり長い時間話してしまうと講演会やセミナーのようになってしまうので注意しましょう。参加する社員に合った内容にすると目的意識の高い人が集まりやすくなります。

<例>
LTテーマ:バックオフィスの役割
参加社員:バックオフィスの若手社員
参加者:バックオフィス希望者

LTテーマ:スマホアプリの将来
参加社員:アプリケーションエンジニア
参加者:アプリケーションエンジニア希望者

6)ゲームやイベントを用意する

LTだけでは名刺交換会になってしまいます。大人しい参加者が社員と自然にコミュニケーションがとれるように、社員と参加者がチームになって参加できるゲームを用意すると盛り上がるでしょう。

7)軽食を用意する

軽食を用意してリラックスモードで社員と気軽に話ができるようにしましょう。立食形式にすると参加者が複数の社員と交流が図れるようになりますし、採用担当者が全員に話しかけやすくなります。

8)参加者の選別をしない

大学名や年齢制限を設けずに受け付けて希望者が多い時は抽選にしましょう。ミートアップは採用選考会ではありません。あくまでも採用ブランディングのために行うファンイベントなので、中途入社希望者や転職、入社を希望していない人でも受け付けましょう。

9)リアルな情報を提供する

ミートアップに参加しないと聞けないような話を提供するようにしましょう。インターネットを検索すれば掲載されているような話を期待している参加者はいません。「ミートアップに参加すれば知りたいことが聞けるよ」という情報が拡散されるようにしましょう。

10)継続して行う

大切なのは1回目で失敗しても継続して行うことです。仮に初回の20人全員がSNSで拡散すれば確実に20以上の人がミートアップを開催したことを知り興味を持つでしょう。中には次回開催する時に参加したいという問い合わせが来るかも知れません。毎月ではなくても良いので継続してミートアップを開催してください。

まとめ

最後に10あるポイントの中で最重要なポイントをまとめてみましょう。

1)会社の雰囲気や事業について理解してもらう
2)社員と参加者が交流できるようにする
3)継続して開催する

この3つを心がけてミートアップの企画および開催をしてください。

コラムPDF版はこちらからダウンロードできます↓
採用ブランディングに効果的なミートアップとは(416KB)

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