大学生限定のカフェ「知るカフェ」を皆様はご存知でしょうか。日本経済新聞などのメディアにも注目されている株式会社エンリッションが展開する注目の事業です。今回は、その「知るカフェ」を利用した経験のある企業の採用担当者が感じたことを体験談として皆様にご紹介します。
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「知るカフェ」(https://shirucafe.com/)とは、株式会社エンリッションが運営する大学の近郊もしくは校内に併設しているカフェスペースです。東京大学、京都大学、名古屋大学、早稲田大学、慶應義塾大学近郊など国内17店舗を展開しています。(2019年2月現在)
企業のスポンサー費用で運営されており、学生は学年を問わず無料で利用することができます。フリードリンク、Wi-Fi完備、電源やコンセントも利用可といった、コワーキングスペース並のハイスペックな空間が特徴です。
企業のスポンサーは、就活生だけでなく、1年生や2年生の段階から社会との接点を持ち、早くから働くことに対して考えられる機会提供の場を長期支援するという目的で、学生との面談や座談会、説明会を「知るカフェ」で実施することができます。
学生限定で誰でも利用できるこのような空間があれば、学生の立場からすると機会があればいつでも利用したいと考えるはずです。「知るカフェ」は大学の近郊もしくは校内に併設されているので、スポンサー企業は該当する大学に在籍する学生とコンタクトを取ることが容易に叶います。
また、スタッフも対象校の学生が実践型のインターンシップとして参加しています。採用担当者の所感ですが、「知るカフェ」で働く学生スタッフは社会への興味関心が強く、目的意識や就労意欲の高い学生が多いように感じたそうです。
「知るカフェ」のスポンサーとなった企業は、その特典として「知るカフェ」内で自社の魅力を伝える採用活動を行うことができます。基本的な仕組みは、説明会や座談会イベントの日程を設定し、そこに事前予約をした学生と、当日「知るカフェ」で交流するというものです。
最大で約10名程度と一度に交流することもでき、対象とする大学近くの「知るカフェ」でイベントを企画すれば、基本的にはその大学に在籍している学生が参加してくれるので、その企業にとって良質なターゲット層にアプローチすることが可能です。また、他の学生も多数利用しているオープンスペースで説明会や座談会を行うので、時には飛び入り参加希望の学生もいます。
採用担当者の体験談としては、「隣で話している内容を聞いていて興味を抱いたので、もっと会社のことを教えてほしい」と、イベントに予約していない学生が参加してくれたことがありました。
関東圏であれば慶應義塾大学・東京大学・早稲田大学、関西は大阪大学・関西学院大学・京都大学・同志社大学といったように、各エリアの「上位校」と呼ばれる名門校の近くに隣接していることも強みの一つです。優秀な学歴層の学生たちと出会えることが叶う、夢のような場所という採用担当者もいます。
ここまで「知るカフェ」の魅力や特徴を伝えてきましたが、実際に採用まで結びつけるためにはそれ相応の努力も必要です。カフェの利用者が全員選考基準を満たしているわけでもなく、場合によってはそれ相応の時間が採用まで必要になるケースもあります。
しかし、利用した採用担当者に話を聞くと社会に触れる機会を学生に提供する絶好の場でもあると語ってくれました。大切なターニングポイントとなった企業の存在は、学生の心の中で価値のあるものとなります。ぜひ自社の採用方針を検討しながら「知るカフェ」という選択肢にも目を向けられてみてはいかがでしょうか。
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新卒採用サービス「知るカフェ」を利用した体験談(393KB)